微かにピンク色
ワタシは状況が把握しきれずに彼に


「な…なんなの??これ…」


と問いただした。


すると中にいた男が言った。


「ゲームだよ、ゲーム!…ぷ!」

「ゲーム…??なに…それ」


男の言ってる意味が分からなかった。
ワタシは憧れの彼に呼び出されて、この教室で告白をうけた。彼の真剣な表情に疑う要素なんてなく、当たり前に返事をしただけだ。


だから急にゲームだったと言われたり、そもそも2人きりだと思っていたこの教室に何人もの男女がいたことだって知るはずもない。



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