君にカエる
「そ、そんなこと!」
「あるでしょ?
怖いのは分かるけどさ~
確認しなきゃ
前に進めないじゃん?」
「茉見の言う通りだよ!
メールした方がいい!!」
「…わかった。
メールするよ!」
『それでこそ麻奈美!』
(私は何者?)
2人に同時に言われ
そんな事を思ったが、
「じゃあ早速メールしたら?」という茉見の言葉で
我に返った。
「え?今?」
「そう。今。」
「い、今はいいよ。
ほら!千穂の買い物あるし!」
2人が急かすから
慌ててそう言ったのに、
「終わったからいいよ?」
「だってさ~麻奈美!」
そう言われたら
メールするしかない。
「わかった。
でも返事くるとは
限らないからね。」
「そんなこと言ってる
暇があったら、メールする!」「わかったって!」
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