君にカエる
「司君?なんだって?」
(何で司君からって
わかったんだろ…)
そう思いながらも、
茉見が興味津々に
聞いてきたので
「明日暇?だって。」
そう答えると、
「はぁ?何それ。
彼女いるんじゃないの?」
と千穂が言った。
「だよね~
聞いてみる。」
“何で?”送信。
「司君意味わかんない。」
「本当何考えてんの!?」
それから2人は司君から
の返事を待ってる間もずっと
司君の悪口を言っていた。

ヴーヴーヴー
「司君じゃない!?」
バイブ音にいち早く
茉見が気づいて、
メールを見てみた。
“明日、茜が泊まりに
来んだけど、2人じゃ
気まずいだろ?”
『…』
「何?このメール。」
しばらく続いた沈黙を
破ったのは千穂だった。
「ほんと。
麻菜美に、好きな人が
彼女といちゃついてる所を
1日中見てろって言うの!?」
信じらんないと言うように
千穂と茉見が
いきり立っている。
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