君にカエる
(良かった~
チャイムに感謝だ~)

その後も司君には
メールを送らずに、気づいたら放課後になっていた。
『じゃあ麻菜美!
今送ってよ。』
瞬間、茉見と千穂に迫られた。「ごめん!今日急いでるんだ!」「はぁ?メール送るくらい
大丈夫でしょ。」
「ほんとごめん!
家でちゃんと送るから!」
「ちょっと麻菜美!」
後ろで2人が呼んでるけど
無視に限る!
(は~)
電車に乗ってやっと2人から
解放されて一息ついていると、「麻菜美?」
誰かに名前を呼ばれて
顔を上げると、
「理華!」
同じクラスの理華だった。
「1人?」
「うん。今日急いでるから。
理華も1人?」
「うん。一緒に帰らない?」
「いいよ~」
理華と帰るのは
久しぶりかもしれない。
そんな事を思っていると、
「麻菜美今、好きな人
いるんでしょ?」
いきなりそんな事を言われ、
思わず飲んでいたカフェラテを吹き出しそうになった。
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