君にカエる
だからか知らないけど
全然出会いもない。
まだ中3だけどやっぱり
恋とかはしてみたいし。
とそんな事を考えていると
「で?その人を
好きになったってわけ?」
茉見に言われて
我に返った。
「えっ?まぁ。多分。」
「多分って…
てかその人格好いいの?」
千穂に聞かれて、
顔を思い出す。
「うん!!超格好いい!
本当にヤバかったもん。
あんな人が世の中に
いるんだ!ってくらい。
もう運命だね!」
「おおげさじゃない?」
「おおげさじゃない!」
「まぁとにかくさ~
仲良くなりたいんなら、
メアドだけでも聞けば?」
茉見…
そんな簡単に言うけど
会える確率超低いし。
「会えるかわかんないじゃん」「運命なんだったら
会えるでしょ!」
「…わかった。
もし会えたら聞いてみる。」
『絶対だからね!!』

って言ったけど
本当に会えるわけないじゃん。いくら家が近いからって
それは無謀だよね…
「麻菜美ちゃん?」
えっ!?
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