好きだったから…
私とサトコは黙り込んだ…
そーこーしているうちに、担任が来た。
チョッピリ老けたかんじのジジィだった。
「ハーイ!みんな席つけよぉ。
担任の 長谷川 寛二だ」
サトコは、自分の席へ戻っていった。
「きもっ!」
隣からの声。
私はチラッとそいつを見た
そしたら視線に気付いたのか こっちを見てきて
目が合った――――。
「ごっごめんなさぁい」
声が裏返ってしまった。
私は、恥ずかしさと怖さで俯せた。
すると――――。
「プッ、プハハハ!!!」
笑い声?
私はあいつを見た
―――――大爆笑中。
そんなに私 おもしろかったかな?
「ごめんなさぁいって、ウケる〜♪
ワハハハ!!!!」
なんかムカつく。
「お前、名前は?」
「泉川さくらですけど!」
「さくらなっ!俺は、滋賀竜也♪
さくらの事気に入ったよろしくっ♪」
そして手をさし伸ばしてきた。
「アッハハ。よろしく」
私はその手を握った。
ひとまず一件落着?
みたいな?