好きだったから…


――――キーンコーンカーンコーン

HRの終わりを知らせるチャイムが鳴った。


そしてまた、サトコが駆け寄ってきた

「さくらぁ♪部活なに入るか決めた!?」

「うーん…まだかな」


「だよね!女バスもいいけど、バレーも捨てがたくない?!
私的に、陸上もいいけどね♪」
サトコの長話Start!!


私がサトコの話を、左から右に聞き流してたら、


「あんさ、サッカー部のマネやんね?」

と隣からの声―――。



「…………は?」
私はポケッとした顔で、滋賀君を見た。


なんでポケッとしてたかだって?
それは…

こいつが、サッカーなんかやると思ってなかったから

だって、絶対、帰宅部だと思ってた。そしてゲーセン行って……ケンカ。
みたいな??




たぶん、サトコも同じ事思ってたらしく

「以外…………。」
と言った。


「は!?以外とかないから、俺プロ並だかんね???」

「嘘だ〜!!!滋賀君」


と私が言った瞬間黙り込んだ…

そして大声で、

「滋賀君とかキーモーイー!!!!!竜也でいーし!!!」

って叫んだ
そして続けて

「罰として、絶対サッカー部のマネな!!!」

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