【短編】意地悪炭酸ベイビー
え、意味わかんない……
だから皆驚いてたんだ。
先輩が後輩のとこに来るだけで驚きなのに、その先輩が富田先輩となると、余計に。
それに特に目立っていないあたしに用があるんだから尚更だ。
ポカーンとするあたしを、皆見ていた。
返事を待ってるみたいだけど、先輩が訪ねてきた理由がわからない。
どういう関係と言われても……
キスした関係?
そんなこと言えるわけないじゃん。
「おーい席つけー」
調度そこに次の授業の先生が来て、話が終わった。