【短編】意地悪炭酸ベイビー
ちょっ……近っ……!!!?
声を出す暇もなく、塞がれたのは、あたしの口。
「んっ……」
今あたし……キスされてるっ!!?
熱いキスに、だんだん朦朧としてくる。
あぁ……もう、意識が……
そう思っていると、唇が離れた。
う、上手く立てない。
そんなあたしを、先輩は支える。
「下手くそなキス」
フッ、と悪戯っぽく笑って、先輩はまたキスをしてきた。
ま、またっ!!?
不意打ちすぎて、頭がついていかない。