【短編】意地悪炭酸ベイビー
久しぶりに全速力で走ったため、息切れが激しい……
なのに先輩は
「遅い」
って……
かなり早いでしょ。
「な……んで、どしたん……ですか……??」
息切れで上手く喋れない。
「なんで?決まってるだろ」
そう言うと先輩は、あたしの腕を引っ張った。
そして―――――――――――キス。
ちょっ……!!
誰かに見られるっ!!
「せ、せんぱっ………っ!!」
喋るのをまた塞がれる唇。