@ツンデレ彼氏。
周りを見るともう誰もいなかった。

でもこのままじゃ、1-7が負けちゃう!

何とかして、走ろう!

とは言っても、走れるはずもなかった。

片足でピョンピョン飛んで、近くにあったベンチに座るのが精一杯だった。

短パンだったから、膝から血がダラダラ垂れてた。

生憎絆創膏を持って無く、今はティッシュで血を拭うことしかできなかった。

あぁ…痛い。

多分、10分位たった頃、向こうの方に小さく、男子が見えた。

救いが来た…

しかも先頭を走っているのはヤツだ。

不覚にもカッコいいと感じてしまった。
< 30 / 59 >

この作品をシェア

pagetop