@ツンデレ彼氏。
――ブツッ

それから30秒後、

隣りのベランダからガラッという音が聞こえ、

姫愛の声がした。

「廉乙ーッ!ちょっ、来て!」

俺はベランダに出た。

「廉乙、バック持って!」

「…ん」

バックを部屋に置き、再びベランダに出た。

「よ…っと!」

「いらっしゃい」

ニッコリと笑顔を向けてみた。

姫愛は「キモい」とか言いながら

部屋に入ってった。

…それ、何気に傷つくんだけどな!

分かってるかな!

それにしても、可愛い。
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