時空少女
「まず最初に、この時代からだ。今は江戸時代の綺羅歴という。さっきの奴らは妖(あやかし)、まあいわゆる妖怪ってやつだ。」
「妖っ!?!?そんなの実際にいるんだ…」
沙柚はさっきのヤツらを見ていたので納得できた。
「ねえ、綺羅歴ってなに?」
気になっているのは、これだ。自分の世界になくて、ここの世界にあるその歴。
「あー、長くなるんだが…。この世界は、大告天と言う名の神に支配されている。
そして、その下に
五大天王と言われる奴らがいるんだ。
北の翠天(すいてん)、澄乃(すみの)
東の風天(ふうてん)、輝咲(きさき)
西の闇天(あんてん)、白音(はくね)
そして………
南の焔天(えんてん)、燿十(あきと)…………この俺だ。」
「てっ天王!?あんた、神様だったの!?!?」
信じられない。と言いたげな沙柚を燿十は睨んだ。
「う…、あれ五大天王って言ったよね?」
「あぁそうだ。」
1人足りなくないか?今出てきたのは、燿十含め4人だ。
沙柚の言いたいことを察したのか、燿十は続けた。
「今まで4人だけだった。どこを探してもいない、見つからなかった。ある日、桜の木のあるところに、なぜか一冊の本が落ちていた。さっき沙柚がいた桜の木の場所だ。」
「その本に何か書かれていたの?」
「あぁ。
ゆらり刻嵐揺れしとき、時を移し黒水晶を持ちし女現れる。その女、待ちし四天の翼となりにけり―
…そう書かれていた。」
「黒水晶って、?」
「それを考えたんだ。さっきまでわかっていなかった。だが、お前に会って話を聞いてわかった。
黒水晶とは、きっとお前の目だ。」
「わ、たしの目…?」
沙柚の鼓動が速くなる。
「あぁ。お前は実際にあの刻嵐の森に現れ、此処は過去に似た世界と言い、黒い目もっている。これ以上あてはまる奴はいない。」
「それって……」
「だから俺は、確信した。
そして、ここへ連れてきた。
五大天王の1人…
中間に位置する翼天(よくてん)―…お前だ、沙柚。」
燿十の声だけが嫌に大きく聞こえた。
「妖っ!?!?そんなの実際にいるんだ…」
沙柚はさっきのヤツらを見ていたので納得できた。
「ねえ、綺羅歴ってなに?」
気になっているのは、これだ。自分の世界になくて、ここの世界にあるその歴。
「あー、長くなるんだが…。この世界は、大告天と言う名の神に支配されている。
そして、その下に
五大天王と言われる奴らがいるんだ。
北の翠天(すいてん)、澄乃(すみの)
東の風天(ふうてん)、輝咲(きさき)
西の闇天(あんてん)、白音(はくね)
そして………
南の焔天(えんてん)、燿十(あきと)…………この俺だ。」
「てっ天王!?あんた、神様だったの!?!?」
信じられない。と言いたげな沙柚を燿十は睨んだ。
「う…、あれ五大天王って言ったよね?」
「あぁそうだ。」
1人足りなくないか?今出てきたのは、燿十含め4人だ。
沙柚の言いたいことを察したのか、燿十は続けた。
「今まで4人だけだった。どこを探してもいない、見つからなかった。ある日、桜の木のあるところに、なぜか一冊の本が落ちていた。さっき沙柚がいた桜の木の場所だ。」
「その本に何か書かれていたの?」
「あぁ。
ゆらり刻嵐揺れしとき、時を移し黒水晶を持ちし女現れる。その女、待ちし四天の翼となりにけり―
…そう書かれていた。」
「黒水晶って、?」
「それを考えたんだ。さっきまでわかっていなかった。だが、お前に会って話を聞いてわかった。
黒水晶とは、きっとお前の目だ。」
「わ、たしの目…?」
沙柚の鼓動が速くなる。
「あぁ。お前は実際にあの刻嵐の森に現れ、此処は過去に似た世界と言い、黒い目もっている。これ以上あてはまる奴はいない。」
「それって……」
「だから俺は、確信した。
そして、ここへ連れてきた。
五大天王の1人…
中間に位置する翼天(よくてん)―…お前だ、沙柚。」
燿十の声だけが嫌に大きく聞こえた。