【続】俺様甘甘王子様
なんの間もなく、「おはよう」と返すクラスメイト達。
みんな明るいようだ…。
そんなクラスの雰囲気に、あたしは安心した。
『あ、雅ちゃんじゃね?』
『まじだー!』
『ちっちゃくて可愛い!』
『てか愛紗美ちゃんもいじゃん♪』
『まじラッキー!』
教室のどこからか、聞こえてくる男子たちの囁き。
それと同時に聞こえてくるは…
『神城君だ!!』
『王子!生王子!!』
『てか隣の子可愛い』
『光瑠君でしょ?』
女子たちの黄色い声だった。