【続】俺様甘甘王子様
『昨日の夜、龍の様子が変だったから』
「……そっか」
『もしかして会ったんだろ?龍と』
「うん」
『しかも遥翔と一緒にいたときに』
「何で知ってんのよ?!」
『今日の朝、遥翔が真面目な顔して話してきたから』
「三田君が?!」
『めずらしく真面目な顔してたからな…あいつ真剣だった。あんたのこと心配してたよ、ものすごくうざいくらいに』
呆れた顔をした蜜君は、あたしの注文したポテトを普通に取って食べた。あたしはあえて突っ込まずに、普通にしていた。
『龍と広佳は…「言わないで」』
蜜君が言おうとしたことに、あたしは口をはさんだ。
『気に…ならないの?』
「なるよ、すごく不安になる」