【続】俺様甘甘王子様
ホウカゴノ、コウエン
――次の日。
「龍」
あたしは授業が終わった放課後に、すぐに前に座っている龍に声をかける。
『ん?』
すると龍は、少し眠そうな顔をして振り向いてきた。
「今日、一緒に帰りたい」
あたしは、龍と峰崎先生とのことを聞くために、そう言ったのだった。
『おう』
龍は嬉しそうに返事をして、鞄を持ち立ち上がる。そのあと、すぐにあたしの腕をとり、教室を後にするのだった。
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ホウカゴノ、コウエン