【続】俺様甘甘王子様
◆LoVE4◆
ナツヤスミノ、ゴヨテイハ
――月日はあれからあっという間に流れて、夏休みまでもう少しとなっていた。
『ってかよ、最後の夏休みに補習って信じらんねぇ!』
「それは自業自得でしょ!?」
『とかいう雅も補習組な~』
ニヤリと笑いながらあたしを指さす龍。
『2人ともちゃんと勉強しなよ~、もう夏休みなんだから進路とか考えなきゃだし』
すると、隣でジュースを飲みながらあさみんが言った。
「進路か~、あさみんは決めてるの?」
『一応ね』
「さっすがあさみん」
『感心してる場合じゃないでしょ』