【続】俺様甘甘王子様
『ご飯のことなんだけど、こいつらも一緒にいいかな?』
間宮くんの言葉に、あたしは間宮君の隣に目を移した。そこには、三田君と蜜君が並んで立っていたのだった。
『全然おっけー!人数多い方が楽しいしね!』
あんこちゃんは、即座にそう答えて「じゃあいこっか!」と言い、間宮君の隣に行き、先に歩き出した。
あたしはその1歩後ろを歩いていた。その隣には何故か三田君と蜜君が並んで歩いている。
「なんで、あたしの隣歩くのよ」
『先輩の隣がいいから』
さらっと、恥ずかしいことを言ってくる三田君に、あたしは複雑な気持ちだった。三田君の隣の蜜君は、黙ってこっちを見て、目があったかと思うと、すぐに目をそらしてきた。