【続】俺様甘甘王子様
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プラネタリウムを見終わり、あたしと三田君は会場から出てきて、感想を話していた。
『綺麗でしたね~!星座とかほんとちょっとしかわからないけど、見てるだけで心落ち着きました。先輩も、夢中で見てましたね』
「あんなに綺麗だと思ってなかったから、本当にびっくり。三田君ありがとね」
『俺も、先輩と見れてよかったです。ありがとうございました。少しお腹すきません?先輩何食べたいですか?』
「甘いの」
『また、甘いのですか。好きですね』
三田君はクスクスと笑って、ゆっくりとあたしの歩幅に合わせて歩いてくれた。
『あ、あそこにクレープ屋さんありますよ。行きましょ』
「わっ」
前方にクレープ屋を見つけたらしい三田君は、あたしの手を引っ張って走り出した。