【続】俺様甘甘王子様




「あんたのそばを離れなかったあたしに、感謝しなさいよね!」

『はあ?何威張ってんだよ、このチビ』

「今日は何センチか高いです~ほら!」


あたしは龍のそばへ寄って、胸を張るポーズをした。すると、彼は黙ってこっちをチラッと見る。


『ほんと、綺麗』

「なっ///」


そして龍は、あたしの手を掴んで、手の甲に優しくキスをした。


『ほら、行くぞ』

「ちょ、ちょっと!」


龍はあたしの手を離さずに、式場へと向かったのだった。





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