【続】俺様甘甘王子様
『三田?それ誰だよ』
「1年生」
『雅は授業サボって、蜜とその三田ってヤツといたって言うのかよ』
「そうよ」
『意味わかんねぇ』
龍は、頭を押さえて言葉の次にため息を発する。
『なんで蜜から聞くんだよ』
「蜜君から言ってきたから…」
『耳ふさげよ!』
「なんで…なんでよ!龍と先生の関係が気になるんだから、ふさぐわけないじゃない!あたしに知られたら、何かまずいわけ?!」
あたしはとうとう抑えきれなくなった。頭の中の何かが、プツンと切れ龍に問い続けてしまう。