真面目君、不良に憧れる
でも、こんな貴音を止められるのは、この俺だけらしくて…周りの風紀委員達は、俺に視線を向ける。
はぁー……はいはい。
俺は、ゆっくりとキレてる貴音に近づくと…
「貴音、やめとけ」
「なに?善もあいつら側の人間なわけ!?」
いや、あいつら側の…とかじゃなくてさ…
「朝からキレてっと、午後死ぬぞ?やめとけや
そいつらも、知らなかっただけだろうしな?」
「……」
俺が話しても、なかなか納得してくれない貴音を、押さえ込むようにし、男子から離した。