真面目君、不良に憧れる



その時――



「ぜーんー」


「ん?」

「あれって…」




後ろを振り向くと、そこには…





強樹っ!!!!????




「あれって、富良のクラスに居る、真面目君じゃん」


そう、俺のクラスにいる、真面目君が何故か、走って俺達の前に、来た。




「さぁ!」

「「さぁ?」」


「サボろぉー!」


「「……?」」




はっ?お前は、何言ってんの?


まさか、俺を…




「3人でサボれば、怖くない!」





―――やっぱりぃぃぃッ!!!!




てか!!



「お前、タカミーまで巻き込む気か!?」


「え?タカミー?…変わった名前だね!?よし!じゃあ、タカミーもサボろぉー!」




―――コラァァァッ!!!!




「いや、俺は…高「タカミーは理系なんだぞ!?」


「へぇー!頭良いんだね!よし!サボろぉーか!」



いやいやいやいや!!!!


俺の言いたい意味、わかってねぇーだろっ!!??







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