真面目君、不良に憧れる
が、しかし――
「ん〜、気持ちぃ〜」
「そうだな……ハァ…ごめんな、タカミー」
「気にすんな!俺も、サボってみたかったし!」
タカミー…お前は、ホント優しいなぁ?
俺、泣きそう…
でも、これが野川にバレたら、長い説教が待ってるぞ………タカミー。
因みに、居るのは…鍵がかかってるはずの、屋上。
不思議だよね、こーゆう時に限って、開いちゃってるとか…
ちゃんと鍵かけとけよな…
その時――
「お前らぁ!!何やってんだぁ!!」
「はっ!?」
「げっ!!」
「あ、先生!」
みっ…みっ…見つかったぁぁー!!
ヤバいヤバい!!
しかも、俺らの目の前に立ってるのは…