真面目君、不良に憧れる
どうする!?
なんて言う!?
ぶっちゃけ、染めた理由とか…“なんとなく”だしっ!!!!
てか、染めるのに理由は、必要ねぇ!
あ、俺が
“理由が不十分すぎる”
とか、バカな事を言ったのか…
数秒前の、俺バカッ!!!!
「ぜ〜ん〜?」
「あ、あぁ…」
「もしかして“なんとなく”とかじゃないよね?」
めんどくさい時、勘がいいな…強樹くん。
どーすりゃいいんだ!?
グイグイ責められる俺を見ていた貴音が、次の瞬間、天使に見えた。