世界が終わってく音がするけどタイシタ事じゃないョ☆前編

「ナイだってワタシをだましてたのよ」

「騙してはないよ。
 ミウがつらくなるようなことは言いたくなかっただけだよ」

「お願い、今日は一人にして……」

「ミウ……」

ナイはさみしそうに出て行こうとしたが、もう1度、ドアのところでふりむいていった

「でもこれだけは信じて欲しい。
 オレは、ミウの為だけに作られたって。
 ミウがオレに消えて欲しいって言うんだったら、オレは自分を消すから……」

――そんなこと言わないでよ……

ワタシはナイに何も言えないまま出ていく姿を見送った
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