シュガーベイビー★キス
「サマとちゃんづけ以外なら何でもいいわ。」



「範囲…広いですね…」



「2つ以外なら特にこだわりないから。」



「はぁ…では…わたしより遥かに年上なので…泉先輩………と、呼ばせていただきます…。」



「遥かにって…3年くらいしか変わんねーじゃん。つーか、かしこまりすぎ。」



「すっすみません…」


「謝りすぎ。」



「すみませ…あ、今のはカウントに入れないでくださいっっ!」






………なんか、


コイツ…





俺が思ってたイメージと全っ然違う。


芸能人のくせに、芸能人オーラはゼロだし、今どきの中学生にしては地味すぎる。





芸能人ではないけど、その辺の女子とも全然違うっていう…



なんつーかー…









すげー新鮮!





そしてちょっと面白いんだけど。






思わず吹き出しそうになったので俺は慌てて口元を手でおおった。




「な…なんですかっ!?泉先輩ではやはり…不服ですか?どどどうしよ…待ってください!ああ新しいの、考えますからっ!えーっとー…」




あ、またオドオドし始めた。



笑える~。




「いや……別に。それでいい。」


「へ?」


「不服になんて思ってねーから心配すんな。」


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