シュガーベイビー★キス
どうしたらいいのか、訳が分からずポカンとしているあたしに気づいた西…あ、修平くんは慌てて握っていた手を離した。



「ご、ごめん!急にハシャいじゃって……」


「いいいえっ!」



「ほら、神戸とは1年の時から一緒のクラスなのにあんまり関わりなかったからさ…ずっと友達になりたいと思ってたんだ。」




え……え!?
夢?


やっぱり…これは…夢!
夢だ…夢に違いない。


修平くんみたいな人気者があたしと友達になりたいなんて…


ありえない!




「これからもよろしくね♪」



「は、はいっ!」




疑いつつもそう言われ思いっきり返事をしてしまった。




「あ!のんびりしてる場合じゃい!秋山に呼ばれてるんだった!早く行こう!」




用件を思い出した修平くんはあたしの背中を軽く叩き、職員室へと向かって行く………



て、あたしもついていかなきゃ!






職員室につくと、





「遅い。何分待たせとんねん。」





案の定怒られた。





「すんませーん。」


「何やねんその言い方!お前全然反省してへんやんけ!」


「いやいや、全然してますよ。全然反省してますやんかあー。」


「お前、バリバリ関東のクセに関西弁使うなや!めっさ腹立つわ!」



秋山先生と修平くんのやり取りが面白くて、思わず吹き出しそうになってしまった。


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