シュガーベイビー★キス
「………あの~……。」



「あ?」



「その………泉先輩は……あたしといたりして…は…恥ずかしくないんですか?」



「…何ソレ。」




「いや…だから…あたしみたいな地味でどんくさい女といるの…嫌じゃないんですか?こんなカップルみたいなことして恥ずかしくないんですか。」




「みたいなってカップルじゃん。」




「それはあくまでそういうテイって話で……泉先輩がムリしてここまで本格的にやる必要はないと…思うんです。あたしなんかに構ってもらって…申し訳ないというか………」




あたしは今、全校生徒の憧れである泉サマとデートしている。


しかもこの状況を喜んでない。


むしろなかったら良かったのにって思ってた。



今さらだけど…



あたし何様のつもりだろう。




別に調子に乗ってるわけじゃないけどさ…



でも…泉サマファンからしたら何様だよ!って言いたくなるんだろうな…





「あーもー………イライラすんなーお前!さっきから、なんかなんかって……ウザイ。」





う、ウザイ…!!





「それでも芸能人か、てめぇは。」



「す…すみません…。」





もう謝ることしか出来ない。


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