シュガーベイビー★キス
「そういうくだらねぇこと考えるヒマがあるなら仕事か勉強のことでも考えろ。」




人が真剣に考えてたことをくだらないの一蹴り………




「別に俺がこうしたくてやってんだからお前は気にする必要ねぇだろ。」



「気にしますよ~…あたしといたら趣味悪いって思われますよ?」



「あぁ?そんなこと言うヤツがいるなら今すぐ連れて来い。ぶっ殺す。」




ひーっっ!




「そういうくだらねぇ無能な人間の言うことなんてイチイチ気にしてたら生きてけねーぞ。確かにお前は地味だしどんくさい。」



「は、はあ………」



「でも、そのへんの女よりスゴい女だと思う。こないだ、仕事してるところ見て、素直にそう感じた。だから………もっと自分に自信持て。」






自分に……自信…………





そうだ………




あたし…




自信が欲しかった…




変わりたかった。





だから芸能界に入った。







「あたし…………あたし…………変わりたかった………」







あたしが芸能界に入ろうと思ったきっかけ。



それは、小学生の頃にさかのぼる。



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