シュガーベイビー★キス
「芸能界に入ったら変われるって…そう思ってました。確かに仕事してるときは楽しいし、違う自分になれるから自信も少しついてきたけど………普段はやっぱり自信なんて持てないです…。」
『あはは。キモ。』
『俺、金もらっても神戸とだけはムリだわ。』
あのときの記憶が頭の中をよぎる。
思い出したくない…!
ギュッと目をつぶった瞬間、背後からふわっと何かが覆い被さった。
覆い被さったんじゃない…
抱きしめられてるんだ。
「い……泉…先輩…?」
「……もしもまたふざけたことするヤツがいるなら…ボコボコにして、そんなこと言えねぇようにしてやる。……俺がお前を変えてやるよ。」
抱きしめられてるなんて普通に考えたら気絶しちゃうけど……
どうしてだろう…
スゴくほっとするよ。
「………あ。ショー、始まりましたね…」
ショーのスタートを告げる花火が空高くあがった。
ふとまわりに目をやると、いつの間にかカップルだらけになっていて、寄り添ったり、キスをしたりしていた。
「……か……カップルだらけですね……」
「今さら気づいたのか。アホ。」
「あ…アホって……」
「ま、アホなのがお前のいいとこだよ。それと…ショーが終わるまではこのままな。」
「…………はい。」
あたしの背中には泉サマの身体がピッタリくとついていて、手まで握られていたから肌寒かったのもいつの間にか無くなっていた。
『あはは。キモ。』
『俺、金もらっても神戸とだけはムリだわ。』
あのときの記憶が頭の中をよぎる。
思い出したくない…!
ギュッと目をつぶった瞬間、背後からふわっと何かが覆い被さった。
覆い被さったんじゃない…
抱きしめられてるんだ。
「い……泉…先輩…?」
「……もしもまたふざけたことするヤツがいるなら…ボコボコにして、そんなこと言えねぇようにしてやる。……俺がお前を変えてやるよ。」
抱きしめられてるなんて普通に考えたら気絶しちゃうけど……
どうしてだろう…
スゴくほっとするよ。
「………あ。ショー、始まりましたね…」
ショーのスタートを告げる花火が空高くあがった。
ふとまわりに目をやると、いつの間にかカップルだらけになっていて、寄り添ったり、キスをしたりしていた。
「……か……カップルだらけですね……」
「今さら気づいたのか。アホ。」
「あ…アホって……」
「ま、アホなのがお前のいいとこだよ。それと…ショーが終わるまではこのままな。」
「…………はい。」
あたしの背中には泉サマの身体がピッタリくとついていて、手まで握られていたから肌寒かったのもいつの間にか無くなっていた。