シュガーベイビー★キス
「今度やる例の映画の台本がこの前届いて…クランクインまでに練習しておきたくて…」
「ふーん。別にいいけど、俺はどうしたらいいわけ?」
いいんだ!
思ったよりすんなり承諾してくれてなんだか拍子抜けしてしまう。
「えっと………あたしが恋する相手役をやってほしいんです。ちょっと待って下さいね。」
カバンをゴソゴソとあさり、台本を出す。
「へー。台本ってこんな感じなんだ…教科書みたいだな。」
「あたしは主人公の森本小春で、この中島圭人ってのがあたしの相手役になるんですけど…泉先輩にはこの中島さんのセリフを読んでほしいんです。」
「……何このページ。ほぼ、中島とお前のセリフしかないじゃん。」
「その……ききききキ、キス、する前、と言いますか…キス前のやり取りなので…セリフが多くて…」
「え!?お前キスすんの!?つーか、出来んの!?」
「キス」という言葉にギョッとする泉サマ。
「……仕事なので…やるしかないです。」
「…………大変だな、女優って……わかった。読めばいいのな。」
「はい。お願いします。」
あたしは森本小春…
恋する女子高生……
気持ちを仕事モードに切り替える。
「ふーん。別にいいけど、俺はどうしたらいいわけ?」
いいんだ!
思ったよりすんなり承諾してくれてなんだか拍子抜けしてしまう。
「えっと………あたしが恋する相手役をやってほしいんです。ちょっと待って下さいね。」
カバンをゴソゴソとあさり、台本を出す。
「へー。台本ってこんな感じなんだ…教科書みたいだな。」
「あたしは主人公の森本小春で、この中島圭人ってのがあたしの相手役になるんですけど…泉先輩にはこの中島さんのセリフを読んでほしいんです。」
「……何このページ。ほぼ、中島とお前のセリフしかないじゃん。」
「その……ききききキ、キス、する前、と言いますか…キス前のやり取りなので…セリフが多くて…」
「え!?お前キスすんの!?つーか、出来んの!?」
「キス」という言葉にギョッとする泉サマ。
「……仕事なので…やるしかないです。」
「…………大変だな、女優って……わかった。読めばいいのな。」
「はい。お願いします。」
あたしは森本小春…
恋する女子高生……
気持ちを仕事モードに切り替える。