シュガーベイビー★キス
中等部は学ランだから、ネクタイは高等部の人………のハズ…だけど……………
恐る恐る顔をあげる。
そしてあたしは固まった。
真っ黒でゆるーくパーマがかった無造作な髪の毛、目までかかりそうな長い前髪は横にフワリと流れている。
あたしより数倍大きいような気がする瞳に、ラクダやアルパカも真っ青の長ーいまつ毛。
左目の下には小さな涙ボクロ。
スッと通ったキレイな鼻筋。
薄いピンク色の乾燥知らずの唇。
その唇は、紙パックのイチゴミルクから伸びるストローを捕らえていた。
なんてゆーか…この人………一言で言うなら………
「…………かわいい。」
思わずボソッと、
そうつぶやいてしまった。
彼が、あの
泉サマだとも知らずに。
恐る恐る顔をあげる。
そしてあたしは固まった。
真っ黒でゆるーくパーマがかった無造作な髪の毛、目までかかりそうな長い前髪は横にフワリと流れている。
あたしより数倍大きいような気がする瞳に、ラクダやアルパカも真っ青の長ーいまつ毛。
左目の下には小さな涙ボクロ。
スッと通ったキレイな鼻筋。
薄いピンク色の乾燥知らずの唇。
その唇は、紙パックのイチゴミルクから伸びるストローを捕らえていた。
なんてゆーか…この人………一言で言うなら………
「…………かわいい。」
思わずボソッと、
そうつぶやいてしまった。
彼が、あの
泉サマだとも知らずに。