シュガーベイビー★キス
「で、何してたんだよ。」



「えっと…実は、今日のためにプレゼント買ってたんです!」



紙袋に手を伸ばし、泉サマに差し出す。




「プレゼント?」



「バレンタインのプレゼント。チョコだけじゃちょっとっていうことで、樹くんが買い物に付き合ってくれたんです。」



「そうだったんだ…」



「気に入るか分からないですけど…いらなかったら雑巾にでもして下さい。」



「しねーよ。つーか何で雑巾!?」



「それからこれはチョコです…」




「ありがと。今、食べていいの?」




「どうぞ。」




「じゃあ、あーんってやれよ?」




「え!?」




「だってもう俺たち本当に付き合ってるんだし。ね?はい、今すぐやって。」





恋愛モード入っても俺様に変わりはないんだな…





恥ずかしさに耐えつつ、チョコを持って口に運ぶ。






「…うまいじゃん。」



「本当ですかっ?徹夜したかいがありました…」



「いや、あーんの仕方が。」







そっち!!??






そんなわけで誤解も解けて、前よりさらに、仲が良くなったかな…






多分。




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