シュガーベイビー★キス
春になり、あたしと泉サマはそれぞれ進級した。
それから、長かった映画の撮影も終わり編集作業を経て、去年のバレンタインからちょうど1年経つ明日、いよいよLovers.Kissは公開初日を迎えることになった。
「舞台挨拶って…あの舞台挨拶かよ。」
いつものように一緒に手を繋いで帰る途中、泉サマがあたしの顔をのぞきこんだ。
「はい!あの舞台挨拶です。明日、映画の公開初日なので、朝は生放送の番組に出て、午後から映画館で舞台挨拶があるんです。それで…泉先輩にも来てほしくて…来てくれますか?」
「いや、来いって言われれば行くけど…俺チケットとか持ってないよ?」
「大丈夫です!これ、泉先輩分で取っておきましたから。はい。」
チケットを渡す。
「ありがと……あぁ~舞台挨拶観に行くのはいいけど…西山とのラブシーンを見せられると思うと気が重いわ…映画始まったら寝てよ。」
「え!ちゃんと見てくださいよ!」
泉サマは「…気が向いたらな」と笑って答えた。
でも舞台挨拶に来る約束はしてくれたからいっか。
ドキドキするけど楽しみだな♪
それから、長かった映画の撮影も終わり編集作業を経て、去年のバレンタインからちょうど1年経つ明日、いよいよLovers.Kissは公開初日を迎えることになった。
「舞台挨拶って…あの舞台挨拶かよ。」
いつものように一緒に手を繋いで帰る途中、泉サマがあたしの顔をのぞきこんだ。
「はい!あの舞台挨拶です。明日、映画の公開初日なので、朝は生放送の番組に出て、午後から映画館で舞台挨拶があるんです。それで…泉先輩にも来てほしくて…来てくれますか?」
「いや、来いって言われれば行くけど…俺チケットとか持ってないよ?」
「大丈夫です!これ、泉先輩分で取っておきましたから。はい。」
チケットを渡す。
「ありがと……あぁ~舞台挨拶観に行くのはいいけど…西山とのラブシーンを見せられると思うと気が重いわ…映画始まったら寝てよ。」
「え!ちゃんと見てくださいよ!」
泉サマは「…気が向いたらな」と笑って答えた。
でも舞台挨拶に来る約束はしてくれたからいっか。
ドキドキするけど楽しみだな♪