シュガーベイビー★キス
「うぬぬ~!泉ばっかキャーキャーされやがって…よっしゃ!次は俺だっ…ぐはあっ!」




俺がマットから起き上がった瞬間、血眼で走ってきた悠太はバーに突進し真正面から思いきりぶつかって転倒。



「……ってえええ!腹!腹に食い込んだ!」


「…アホだな。」






つーかコイツ、高跳びの意味理解してんのか?




言うまでもなく圧勝。



なんなのこの世界一ムダな時間は。





返してくれ!




「わー。さすが泉ちゃん。羽根が生えてるみたいだー。」



「バカにしてんのかてめぇ。つーか、ちゃんで呼ぶのやめろ!」



腕組みしたまま淡々と言う澤部につっこむ。



「褒めてやってんのに素直じゃねーな。泉ちゃんは。」



「だからやめろっつーの!」





仮にも教師である澤部にまでバカにされるとは…




なんなんだよ!



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