シュガーベイビー★キス
教室に戻り帰り支度を済ませると、リュックを背負いさっさと昇降口に向かう。



モタモタしてると…




「真白くん!」




こういうことになる。





声をかけられ振り返ると見たことのない女子が数人立っていた。




体育で疲れてんのに……




知らない女子と会話するだけの体力なんて残っていない。





「今、時間あるかな。」



「…ないです。さようなら。」



「えっ!?」




まさかの返しだったのか女子たちは驚いていたが俺は気にもとめず足早にその場から離れた。



「あ~あ~、また雑な扱いしちゃってー…好感度下がるぞ?」




残された女子をチラ見で確認しながら悠太が言った。



「むしろ下がってもらったほうが好都合だ。」



「うわ~!そのセリフ俺も言いてえ~!」






…いちいち腹立つな、コイツ!


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