☆マーメイドLOVE☆


あれから私とラダルとアシオンは城に向かって歩き出した。



私はもちろんあの後、人魚の真珠で元の姿に戻った。




「ねぇ、王様はもう大丈夫なの?こういっちゃ悪いけどもう半狂乱だったじゃない」



「ああ、大丈夫だよ。母上が元気になって元に戻ったんだ」




「だから・・・話は聞いてくれると思う」



私はその言葉を聞き内心ほっとしたのは皆には言わない私だけの秘密。




「エメラルドは今どこにあるの?たしかに私の血とあなたたちの誰かの涙があればいいけど・・・それだけじゃない気がするの」



「たしかに・・・そんなのじゃ簡単すぎる・・・でも、大丈夫だわからなければ試せばいい何度でもどんな方法でも」



ラダルの一言で私の不安な心は吹き飛んだ。



「そうだよね?あきらめなければ大丈夫よね」



私たちはお互いに向き合いほほ笑みあった。

















このほんのひと時の幸せがいつまでも続くはずがないことを・・・・・このときの私は忘れてしまっていた・・・





ごめんね・・・ラダル・・・
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