☆マーメイドLOVE☆
「はい、すぐに解けるかはわかりませんが必ず解いてみせます。私たち人魚のため隠された真実の呪いを解くために」
「ふむ、わかった。エメラルドをかそう。しかし、この城から外に出ることは固く禁じる」
かしこまりました。私はそう言ってもう一度深くお辞儀をした。
「リファエルよ、あれを」
リファエルと呼ばれた四十半ばの王の側近は静かにお辞儀をしてどこかへ立ち去る。
「父上、もしも呪いが解ければ好きな者と婚姻を結ぶことを許していただけますか?」
唐突にアシオンが質問をする。
「よかろう、どんな者でもつれてくるがよい」