☆マーメイドLOVE☆
「まず、おれはこの海賊船の船長だ。で、あんたは俺らのウリモノ、ここまではわかったよなぁ??」
「で?私をどこに売るの?」
私はこんな状況なのにいたって冷静だった。
「話が早いな。お前が人魚だって話を聞き、ある人からエメラルドもろとも盗めとまぁ、簡単にいえば買収された」
本当に簡単だ。
て、いうか途中から絶対話するのめんどくさくなったよね?中年太りのおっさん船長。
「そのある人って?」
「聞きてぇか?」
私はゆっくり深くうなずいた。