☆マーメイドLOVE☆
第二章
衝撃的な話
「そのある人っていうのはな・・・・・・この国の王子ラダル様だ。あんたも馬鹿だよなぁ」
「!!!」
ラ・・・ダル・・・が???
「な・・・んで??ラダルが?」
「ああ、なんかうざかったんだと。まぁ、そろそろ飽きたとさ。ま、所詮血肉しか価値のない人魚だしな」
そんな・・・
「慣れさせておいて裏切って闇市に売っちまおうって魂胆だろ?ギャハハハハハ」
やっぱり、人間なんて最低なイキモノね。
すぐに人を裏切るんだから・・・信じてしまった私も相当な大馬鹿者・・・・か。
「ま、もうすぐ闇市に行くからな。死ぬ覚悟は決めておけよ?」
「わかってる。人魚の血肉が高く売り買いされてることくらい・・・」
中年男はそう言って部屋から出て行った。
しっかり南京錠をかけて・・・