☆マーメイドLOVE☆



船はまるで私をなぐさめるかのようにやさしく揺れる・・・




窓のない部屋でただ一人。




エメラルドの瞳には陰りがさして。





お母様を失ったあの日、初めて味わった喪失感。




悲しみ。




そんな気持ちなんて比じゃないくらいに私を打ちのめす。











今ここにあるのはただ一つの・・・・・・絶望・・・・・・・




















――過ぎ去った時間はもう戻せない――




もう―――戻れない―――
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