☆マーメイドLOVE☆



コンコン



船長室の扉をノックする。



ノックするまでの間に十分もためらってできなかった。



「誰だ?」



分かってるくせに聞く。



「アシェルです」



男装なのに名前はそのまま呼ばれている。



「入れ」



ヴィルトスは意地が悪い。





私が掃除をするのを見計らって船長室に戻ってくる。




さっきの会話も。




もう何回同じ事を繰り返しただろう?




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