☆マーメイドLOVE☆
「アシェルッ!!」
ラダルがこっちに気がついて駆け寄ってこようとする。
とっさにそばにいた船員の剣を奪い防ぐ。
「なんで・・・」
「こないでっ!!今さら何の用?」
冷たく言いはなつ私に一瞬戸惑いながらも、はっきりとした口調で言い返すラダル。
「助けに来た。それだけだ。アシェル、剣をおろしてくれ」
「助けに来たですって??フフフ、笑わせないで、私を売ったのはあなたでしょう?」
私のその言葉に眉をよせるラダル。
「何を吹きこめれたかは知らないが、それは真実ではない。」
「言い訳はいいわ。人間など・・・信じた私が馬鹿だったのっ!!」