☆マーメイドLOVE☆
「それは・・・不可能な事。人間には・・もちろん人魚にも」
「どういうことだ?」
聞き返したのは先ほどから黙っていたラダルだった。
「はっきりいいましょ。人魚の血肉を食べたとしても何も変わりはしません。それどころか今よりもきつい呪いにかかり今よりももっと酷くなるでしょ」
「呪い?」
それに聞き返したのはラダルに似た人。
「もうし遅れました。俺はアシオンです」
私は軽く会釈すると話だす。
「人魚王の呪い、自分達から愚かな人魚姫アシェルをうっばた人間を末裔まで呪いつづける」
「解く事はできないのか?」
「その方法はありません。探さないかぎり、私が今此処で言えるのは此処まで。これ以上はいずれ分かる事」
私はそういうと部屋をでた。