☆マーメイドLOVE☆
偽りの歴史
昔々、まだ人間が人魚の存在をたしかに知っていた時代。
ある海辺の城の王子は金髪にエメラルドの瞳の十五の少女に恋をした。
少女の名前は・・・アシェル。
王子の名前はラシオン。
アシェルは人魚の国の王女だった。
だけど、アシェルは父王に黙って王子と結婚しその国の女王となった。
アシェルは父王の怒りを買ったがけしてラシオンの側を離れなかった。
やがて、アシェルとラシオンの間に美しい人間と人魚のハーフの娘が生まれた。
その子は死にかけた。
アシェルは自らの命を捨て娘を助けた。
父王は怒り、悲しみにくれ人魚に呪いを残しこの世をさった。