イミテイション



部屋に帰ると、すごく虚しい気持ちになった。


人がいない部屋というのはこんなにも冷たいのか…

どうしようもない位に切なくなってしまった。

このまま起きていたらあたしは死ぬかもしれない。
根拠はないけど、そう思った。


ベッドに潜っても、なかなか眠りにつくことが出来ない。

起床時間まではまだ余裕がある。


このまま朝まで起きていたらいけないような気がしたので、仕方なく薬の力を借りて、あたしはやっと眠りにつくことができた。


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