生徒会
次の日、昼休み沙羅に屋上に呼び出された。

「優梨…ごめん」

「沙羅…」

「私…前、遊助のこと好きだったの…。もちろん遊助と優梨が付き合ってからは忘れようと思って努力したよ。でもまだ忘れられてなかったみたい。ごめんね…。八つ当たりしちゃった…。優梨は友達だったから遊助と付き合っても忘れようと思えたけど…遊助、高校にはいってすぐ優梨フって真理子ちゃんと付き合って…。優梨も生徒会の人たちと仲良くなって…。大事な友達いきなり真理子ちゃんと生徒会の人にスッととられて…４人でいられなくなって…。だから優梨に八つ当たりしちゃったの…ごめんなさい」

「いいよ。沙羅…ごめんね。ありがとう」

私たちは抱き合って泣いた。

それから私たちは弘樹も呼んで三人でお昼ご飯を食べた。

「それで…どうなの？優梨」

いきなり沙羅がニヤリと笑って聞いてくる。

「何が？」

「だって生徒会の人たちって不良だけどちょーイケメンだから人気あるんだよ。誰か好きになったりしてないの？」

一瞬、崚馬さんの顔が思い浮かんだが私は首を横に振った。

「そんなにすぐには…。今度生徒会の人たちに沙羅のこと紹介するね」

「うん！ちょっと怖いけど…」

「大丈夫だよ。全然怖くない」

私は放課後さっそく沙羅と弘樹を連れて生徒会室に行った。

「あぁ…あんたか」

中には矢神さんしかいなかった。

「みんなは…？」
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