生徒会

バレンタイン

私は昨日、沙羅と一緒に作ったチョコを持って登校した。

今日はバレンタイン。

学校の玄関に着くとちょうど崚馬がいた。

「優梨おはよ」

「おはよう」

ドサドサドサ

崚馬が靴箱を開けるとものすごい数のチョコレートが落ちてきた。

「うわぁ…どーすっかなぁ」

「おはよーっす…崚馬くんモテモテですね!」

拓海くんがチョコを見てニヤリと笑う。

「拓海!いいところに来たな!これ全部やるから拾っとけよ」

「えぇっ!いらないっすよ!」

「崚馬ダメだよ!せっかくみんな頑張って作ってくれたのに…」

「いいのかよ優梨。他の女からのチョコなんて受け取っても」

「それは…嫌だけど…」

「じゃあいいじゃん。つぅかそんなに食えねぇし!よろしくな拓海!」

崚馬は歩いていってしまう。

「マジかよ〜…俺だって志帆意外のなんていらねぇよ…」

私は拓海くんと一緒にチョコを拾った。

「うわっ!俺もあるし!」

拓海くんも靴箱を開けて驚いている。

「でも3つかぁ…」

「拓海くんもモテるじゃん!」

「崚馬くんほどじゃないし」

私は拓海くんと教室に行く。
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