悲愴と憎悪の人喰い屋敷
クッキーについて望月が意気揚々と話始めた時、
扉が開き硝子さんが現れた。
「ねぇ〜部長知らない?」
話し声で存在に気が付いていたのだろう。
胸の開いた服を着た硝子さんは、真っ直ぐ俺達を目指し聞いてくる。
「あら?その子、誰?」
望月を見た硝子さんは、明らかに目の色を変えた。
獲物を発見した獣のような目だ。
綺麗な子が好きだって噂だしな〜。
その心情に気付いていないのか、望月はニッコリと微笑み自己紹介をする。
「初めまして〜管理人代理、望月千夜です」
スプーンを持ったまま名乗る望月に、誘惑するように近づきながら硝子さんは言う。
「あたしは益田硝子よ。よろしくね」
「硝子さんですね」
身体を寄せられたにも関わらず、望月は動揺せず小さく頷いて再びアイスを食べ始める。
魅力的な女性よりも甘い物の方に夢中らしい。
気にも止めない望月を怒るでもなく、獲物は逃がさないという瞳で硝子さんは食い下がった。
「お姉さんが食べさせてあげましょうか?千夜くん」
「え?」
完璧に俺と樋口の存在を無視してるなぁ〜…。
扉が開き硝子さんが現れた。
「ねぇ〜部長知らない?」
話し声で存在に気が付いていたのだろう。
胸の開いた服を着た硝子さんは、真っ直ぐ俺達を目指し聞いてくる。
「あら?その子、誰?」
望月を見た硝子さんは、明らかに目の色を変えた。
獲物を発見した獣のような目だ。
綺麗な子が好きだって噂だしな〜。
その心情に気付いていないのか、望月はニッコリと微笑み自己紹介をする。
「初めまして〜管理人代理、望月千夜です」
スプーンを持ったまま名乗る望月に、誘惑するように近づきながら硝子さんは言う。
「あたしは益田硝子よ。よろしくね」
「硝子さんですね」
身体を寄せられたにも関わらず、望月は動揺せず小さく頷いて再びアイスを食べ始める。
魅力的な女性よりも甘い物の方に夢中らしい。
気にも止めない望月を怒るでもなく、獲物は逃がさないという瞳で硝子さんは食い下がった。
「お姉さんが食べさせてあげましょうか?千夜くん」
「え?」
完璧に俺と樋口の存在を無視してるなぁ〜…。